これは2003年くらいにオンエアされたものを録画したまま観ていなかったです(たぶん)。パリオペラ座のバレエのドキュメンタリー。
公演のドキュメンタリーというよりはダンサーたちのプロとしての生きざまや矜持についての内容です。狭い世界で、コドモの頃からずーっと同じメンバーでレッスン→本番→出世 or 脱落と繰り返してゆく。その中に友達は居ないけど仲間意識はあるみたいなことをダンサーみんなが言います。
女性は出産するかどうかがまた分かれ目となり。引退後は指導者になったり。いろいろと選択の道はあるんですよね。でもやっぱりたった一つの頂点、エトワール(ダンサーの最高位)を目指すことがワン・アンド・オンリーであるという。そこはどうしてもあるので。最初から「いえ私は指導者でいいですし」「その他大勢でかまわないですし」なんてありえないんだろう。そんなことを思いました。
ドキュメンタリーなので本番の場面はないんだけど、個人的にはそのほうがおもしろいです。ゲネや体育館での合わせ場面などを見てると、かつて自分も参加してた吹奏楽部のドリルなど思い出します。みんな緊張もするし、直前まで脚や腰などをマッサージしたり柔軟したり。でもやりすぎるとやばいんだろうなあ…そこもプロだからしっかり見極めができるんやろなあと思ったりしつつ見ました。
たぶん何度も観ると面白そうな作品なのでまた観ると思います。
またこれ20年前のドキュメンタリーなので、女性感や子育ての話など、現在がどのように変化したりしているのか、その辺もまた興味あるので、機会があれば同種の別な作品ででも確認してみたいなと思いました。
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