歴史ある有名なサンプラー「SampleTank(サンプルタンク)」というのがございます。15年前、アルバム「FUSEKI」製作中はこれをメインで使っておりました。あのアルバムの楽器音(生楽器以外)は、ほぼサンプルタンクの音と言ってもいいわけです。
その後、長崎でLogicに乗り換え、それを機にサンプルタンクともお別れしてたわけですが、今年「FUSEKI 10周年」プロジェクトで聴き返して懐かしく思ったのと同時に、「あの独特の楽器音があったからこそ、あれらの曲ができたのではないか?」と気づいたのですね。
Logicのプラグイン音源でも悪くはないのだけど、実にオーソドックスで「楽器」という感じがしないのよ。あれは「録音するシステム」なんですよね。
まあそれを使い倒してミルクセーキを筆頭に、色んな音楽を作りましたけど、せっかく今年システムを刷新したのだから、また「音楽的に」いろいろ試すのがいいんじゃないかと思って。大刷新のラストに「愛着のあるサンプルタンク」をインストールしますか!と。
ダウンロード→解凍→インストールと。最近おなじみになったデータ販売方式で、なんと 150GB!
もろもろ含めて「1日」がかりの作業となりましたけど無事インストールが済み。さっそく立ち上げて鳴らしたところ!往年の音と感触が!そうそうこれでんがな!この感触やがな!!と。
これを作っている「IK Multimedia」という会社はイタリアの会社なんですね。イタリアと言えば、プログレマニアにお馴染みのマニアックな国でもあります。コンセプトや音が「いかにも」そんな感じがします。そういう点が私にも馴染みやすかったんでしょうね。
今こうして10年ぶりに再会し、あの時はお互い頑張ったねえ…と感慨に浸りつつ、また新しい音を作っていきましょう!と決意も新たにしたのであった。笑。
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